「漢語進修生」として大学へ語学留学するのが一般的

上海や北京が学生に人気 毎年二桁の経済成長率で日本を抜いて世界第二位の経済大国となった中国はこれまでの「世界の工場」から「世界の市場」となり、10億人という未開拓の巨大マーケットを狙って世界中から企業が進出しています。

日系企業も例外ではありません。製造業に加え、この10年はコンビニエンスストアなどの卸売・小売業、サービス業などの非製造業も中国事業を強化しており、閉塞間のある日本国内から中国に目を向ける企業は今後も増えると予想されます。

そんな中でニーズが高まっているのが、中国語に優れた人材です。英語プラス中国語も話せることがこれからの国際派ビジネスマンには求められる時代がやってきそうです。現在、大学生が選択する「第二外国語(中国語・ドイツ語・フランス語など)」のなかでも、最近は中国語が圧倒的に人気があるのも、学生が早い段階からビジネス上の便宜を考えてこのことだと思います。

高まる中国語の学習意欲と比例して、中国へ留学する学生数も年々増加しています。約10年前は世界各国から中国に留学する人の数は僅か4万人ほどでしたが、中国教育部が公表しているデータによると2011年には29万人が留学しており、そのなかで日本は韓国とアメリカに次いで3番目に多い約1万8千人となっています。目的地として人気が高いのは首都の北京、アジアのビジネスの拠点として日系企業も多く進出している上海のほか、天津、大連、蘇州などが挙げられます。

生徒の基本的に寮で生活します アメリカなどの英語圏の留学は、最初に語学学校で英語を習って、大学へ行くのが一般的ですが、中国では留学生を正式に受け入れるのは大学のみです。

したがって、中国への留学で一般的なのは、留学ビザを取得した外国人の生徒を対象に設けている中国語コースに通う、ということになります。いわゆる語学留学ですが、中国では語学研修生のことを「漢語進修生」と呼んでいます。

日本の大学と異なり、中国の学期は9月スタートで、前期(9月)と後期(2月)の二学期制を採用していますが、本科生(学部生)の留学生は9月のみの受け入れであるのに対して、漢語進修生の場合は春入学が可能な大学も多くあります。授業料を払えば期間を延長することができるので、1年、2年と勉強を続ける人も少なくありません。留学を終える際にはには、修了証が発行されます。また、中国語力が上級レベルの人は現地の生徒と一緒に学部の授業の聴講もできます(普通進修生)。

漢語進修生として留学する場合、専門分野を学部生(本科生)として学ぶ場合と異なり、大学へ入学する際の条件は高卒であること以外にはほとんどなく(一部の大学で年齢制限を実施)、入学資格や試験はありません。入学時に語学力にあわせたクラス分けが行われるので、中国語の初心者でも問題はありません。

(c) 2013 univff.com All Rights Reserved.